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フルリモート所感

2024/09/15 00:47:33 に投稿

技術

8月からの案件で初めてフルリモートを経験しており、色々思う所がある。

前提

IT企業が集積する都心に通える圏内に住んでいる。通勤はメンド臭いな〜と思うがそこまで苦ではないタイプ。

フルリモート≠リモートワーク

今までフルリモートは未経験でありつつ週2・3・4リモートの状態は度々あったのでフルリモートもそれなりにカルチャーショックはないと思っていたが、全くの間違いだった。週4日リモートとフルリモートでさえ別物だと感じる。

例えば週4リモートは最低限対面で人となりを知っているが、フルリモートは全くそれがない。と言葉に出すと当たり前のことだが、想像以上にかなり感覚が違ってくる。

フルリモートのコミュニケーションは忙しい

出社してリアルタイムで対面するコミュニケーション方法が「ゼロ」となると、それをツールで担保することはかなり重要である。思いつく限りではTeams, Slack, Miro, Figma, Gather, Zoom...だろうか。(これらのうち具体的にどれを利用しているのかは、案件の特定避けのため省略する)

自分はテキストコミュニケーションが得意なタイプだと思っていたが、それでも様々なツールを駆使することには腕が必要だ。個人やPCの環境によっては操作に慣れが必要だったりマシンスペックに対して重かったりするソフトウェアもあるが、兎にも角にもこれらを活用して満足に仕事が回るようにしなければならない。人によってはフルExcelのレガシー環境の方がまだ楽だと感じるかもしれない。

そして過去出会ってきたフルリモートのPM・PMO職がいかにすごかったかを思い知った。

フルリモートから逃れられるか

これを読んだ挙げ句、じゃあ私には向いてないからフルリモートの案件は切れば良いじゃないか!という単純な問題でもない。IT企業の動向ではリモート離れが進行しているという評判はありつつも依然として「フル」リモートの求人はかなり多い。

そこにはフリーリモートを好むITエンジニアの攻勢がある、と言えば聞こえが良い。しかし今までの経験から想像してオフィス領域を節約したい企業の思惑もまだまだ大きいと感じる。IT系開発の自由なライフスタイルから、プロジェクトの特性・席数の確保等によってどうにでも振り回される可能性があるのだ。

これからのITエンジニアは今まで以上にいかなる状況でも適応し、働けるようにしなければならない。